先日、とあるコンクールの予選があり審査してきました。
毎年、子供から大人までチャレンジできるこのコンクールは、受験者の将来性を摘み取らないような仕組みになっていて、そういう意味でもとても意義のあるコンクールだと思います。
だからといって、本選で選ばれた人には、きちんと活躍の場がもうけられており、審査員の方々もそうそうたるメンバーだったりするので、このコンクールのお手伝いができることはとても嬉しいですね。
毎年、若い子が、チャレンジしてますが、いつもキーワードみたいなものを感じるので、これからチャレンジする人達の参考になればと思います。
まず、ソロなど演奏し、ましてやコンクールに参加するということは、何かしら音楽という分野でクリエイターとしてやっていく気持ちの現れだと思うので、そういう行動をとった自分に自信を持って欲しいということです。
このことは、10代のころ、三輪先生に随分厳しく教わりました。それが、音楽家として礎になっていると今更ながら思っています。
ここが崩れると、その表現手段が何であれ、またその結果がどうであれ、その先は到底見えてこないということです。
三浦先生からもよく言われました。
「今君は何をしているの、ここはどこ?」
萩谷先生からも、今その場で思っていることをしっかり言えるようでなければならないと。
いずれも同じ意味のお言葉です。
その頃は気付きませんけどね、
子供達に教えるようになって、同じようなことを伝えていて、初めて気づく、みたいな。
本当に感謝です。
だから、決して嫌みじゃなくて、励ましの言葉として受け取ってもらいたいと思うのです。
表現者として、人になにかを与えなくてはならないのですから、それなりの覚悟がいるとういことになるんだと思います。
それはジャンルに関係なく、つまり音楽だけにとどまらないと思います。
君は、今どこにいるのか。今何をしようとしているのか。
はっきりわかれば、じゃあそのために何をしなければならないのか、という具体的な行動に移れるわけです。
次回は、(といってもいつになるか 笑)コンクールで感じる、受験者のトラップについて書いてみます。
posted by mackie at 00:37|
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ソロのこと
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